今すぐにバイク保険に入らないと、納車に間に合わない!
知らない間に保険が切れていた!
という方の為に、今すぐ保険に入るための手順を纏めてみました。
「保険は後でいいや! とりあえず乗っちゃえ!」とは考えずに手続きしましょう。
最短30分で手配可能です。
目次
任意保険と自賠責保険、両方必要
あなたが直ぐに契約しなくてはならないのはどちらですか?
念のため、任意保険と自賠責保険の違いを書いておきます。
任意保険と自賠責保険の違い
バイクには自賠責保険(強制保険)と任意保険が有ります。
自賠責保険
誰かにケガをさせてしまった時に、相手への賠償金を肩代わりしてくれる。(物の賠償はダメ。自分の損害もダメ)
任意保険
誰かにケガをさせたり、誰かの物を壊してしまった時に、その賠償金を肩代わりしてくれる。(ケガも物もOK)
自分がケガをしたり、自分の物が壊れた時に、治療費や修理費を出してくれる。(ケガも物もOK)
どちらの保険であっても入っていないと、いざという時に何億円もの責任を負ってしまうことが有ります。
2つの保険の違いについて詳しく知りたい方は、任意保険と自賠責保険の違いを参照して下さい。
保険契約の手続きに要るものリスト
ここに書かれているものを、手元に用意してから手続きを行うと、スムースに進みます。
自賠責保険の契約にいるもの
バイクが250cc以上の場合、自賠責保険は車検手続きと同時に行われます。
契約に必要なものは排気量により異なります。
125cc未満のバイクで必要なもの
- 標識交付証明書
- 現在契約されている自賠責保険(共済)証明書*
- 保険料(1年なら7,500円)
標識交付証明書
自賠責保険証明書
125cc~250cc未満のバイクで必要なもの
- 軽自動車届出済証
- 現在契約されている自賠責保険(共済)証明書*
- 保険料(1年なら8,650円)
軽自動車届出済証
250cc以上のバイクで必要なもの
- 自動車検査証(車検証)
- 現在契約されている自賠責保険(共済)証明書*
- 保険料(2年で11,520円)
自動車検査証(車検証)
*現在契約されている自賠責保険(共済)証明書は申込時に必要となる情報の確認に用いますので、必ずしも必要ではありませんが、有った方が手続きがスムースに進みます。
手続きの前に確認した方が良い事項
確認しておかないと、PCとバイクの間を行ったり来たりしなくちゃいけません。
- ナンバープレートの番号
(自動車届出済証や標識交付証明書にも記載されています) - 車台番号(自動車届出済証や標識交付証明書に記載されています)
- 契約者の郵便番号と住所
- 契約者の氏名
- 保険開始希望日時
任意保険の契約にいるもの
- 自動車運転免許証(見るだけなのでコピーでも可)
- クレジットカード(契約者本人名義のもの)
- メールアドレス
バイクの自賠責保険を今すぐに
バイク店から受け取る(購入する)ならバイク店が手続きを行ってくれますが、そうでない場合には自分で手続きを行わなければなりません。
自分で加入手続きを行う場合には、保険証券とナンバープレートに貼るシールを受け取らなくてはならないので、その手間だけはどうしてもかかります。
バイク店からバイクを受け取るなら
殆どのバイク店は自賠責保険の手続きを行っていますので、先ずはバイク店に確認してみましょう。
「バイクを渡す時に手続きをするつもりでした」という返事が返ってくるはずです。
ちなみに自賠責保険は、どこで加入しても同じ金額、同じ内容ですので、手数料が安いか高いかを考える必要はありません。
もしもバイク店が対応できない場合には自分で手続きが必要です。
バイクを個人から受け取るなら
自賠責保険はライダーではなくバイク本体に掛けられています。そのため、所有者が変わっても自賠責は切れません。
念のため、自賠責保険が有効かどうかを前の持ち主に確認しましょう。
もし自賠責保険が有効なら、バイク本体と一緒に自賠責保険証券を受け取ります。その後に名義の変更手続きを取りましょう。
名義変更の方法はこちら
自賠責保険が切れているか、相手が保険契約を解約する予定なのであれば、新たに加入手続きを行わなくてはなりません。
バイクを家族から受け取るなら
自賠責保険はライダーではなくバイク本体に掛けられています。そのため、所有者が変わっても自賠責は切れません。
名義の変更手続きをとっても良いのですが、同居家族の場合にはそのままでも問題にはなりません。今の自賠責が切れる際に、新たな契約を自分名義で行えば大丈夫です。
自賠責が切れているなら、加入手続きが必要です。
もうバイクを受け取っているなら
自賠責保険証とナンバープレートに貼ってあるシールに、自賠責保険の有効期限が記載されていますので、先ずは自賠責が有効かを確認します。
自賠責保険証
排気量250cc以下のバイクのステッカー
失効している場合のみ、加入手続きが必要となります。
自賠責に入らずにバイクに乗るとどうなる?
自賠責保険が失効した状態でバイクに乗ると次の罰則が与えられます。
【自賠責保険切れの罰則】
違反点数 6点
1年以下の懲役または50万円以下の罰金
250cc以上のバイクの場合には、【自賠責保険切れ=車検切れ】となりますので、この違反に車検切れが加算されてしまいます。
【車検も自賠責も切れたバイクで公道を走った場合の罰則】
違反点数12点(前歴がない場合): 90日間の免許停止
1年6ヶ月以下の懲役、または80万円以下の罰金
違反点数も怖いですが、それ以上に無保険で事故を起こすと家庭が崩壊することもあるので、保険に入るまでは絶対にバイクに乗らないこと。
自賠責保険の加入はコンビニや郵便局でもできます。30分ほどあれば手続きできますので、直ぐに手続きしてしまいましょう。
それでは自賠責の加入手続きをお知らせします。
自賠責保険の加入手続き
自賠責の加入窓口はたくさんありますが、すぐに入らないといけないなら、コンビニエンスストアか郵便局での手続きが良いでしょう。
コンビニでの手続き
店内の情報端末を操作して申し込み手続きを行います。
手続き内容は以下にて参照できますが、店頭で迷わないよう、予め必要情報を確認していくとよいでしょう。
セブンイレブンは事前にインターネットで必要情報を登録しておき、証券の受け取りと支払いだけを店舗で行うことが出来ます。
端末操作に自信がない場合や店頭で短時間で手続きを終えたい場合には、セブンイレブンをお勧めします。
郵便局での手続き
郵便局でも加入できますが、手続きが行える局が限られていますので、先ずはこちらで対応可能かどうかと営業時間を確認して下さい。
自賠責保険の加入手続きが行えるのは「保険窓口」です。郵便窓口ではありません。
同じ局でも郵便窓口と保険窓口では営業時間が異なります。保険窓口の方が早く閉まるので注意してください。
バイクの任意保険を今すぐに
手続きは以下の手順で進めてください。必要情報さえ揃っていれば、30分で手続きできます。
保険が有効になるのは契約日の午後4時(16時)からです。
夕方4時前にバイクに乗るなら、保険の期間をバイク受け取りの前日からにしてください。
- 一括見積サイトで必要情報を登録する
先ずは一括見積を取ります。
見積もりを取る際の補償内容は次の条件にしてください。
対人賠償責任 : 無制限
対物賠償責任 : 無制限
人身傷害保険 : なし
搭乗者傷害 : 1,000万円
その他の項目はご自身の状況に合わせて登録して下さい。
補償内容は保険に加入した後でも変更可能ですので、あまり考えずに進めて大丈夫です。
加入後に補償内容を変更して保険料が下がった場合には、差額の返金が得られますので、ご心配なく。
- 取りあえず一番気に入った保険を契約する
見積もり依頼をすると、数分以内に何社からかメールで連絡が入ります。
その中から一番気に入った保険を選んでください。
一通り、保険内容を確認したら契約手続きに進みます。
この進め方は相当に乱暴ですが、任意保険無しでバイクに乗るよりは遥かに賢い方法です。
- 保険証券を持って、バイクに乗る
保険証券はネット経由でプリント出来ますので、自賠責保険の証券と一緒にバイクに備え付けましょう。
また、保険会社の連絡先、特に事故の受付窓口とロードサービスの窓口は証券に書いていないことも有るので、必ず確認し、携帯等に登録してしまいます。
この段階でこの用意を行わないと、いざという時に連絡先が分からなくなる可能性大ですよ。
- 保険内容はバイクに乗り始めた後でじっくり検討する
この手順はバイクを受け取った後でもOKです。契約した保険内容をもう一度じっくり見てみましょう。
保険内容の多くの部分は後から変更できます。
保険を厚くしたければ、追加料金を払って付け足せるのです。
この手順はスピード重視、というよりはスピード以外は無視しているので、加入後の補償内容見直しは必ず行ってください。
特に人身傷害と搭乗者傷害の違いの確認と、加入検討は必ず行いましょう。
参考記事 : 人身傷害補償特約と搭乗者傷害保険の違い