側車付二輪自動車とはサイドカーのことです。
また、ピザやマクドナルドの宅配で使われている、後輪が2つあって荷台が付いているようなバイク(商業用3輪)も、側車付二輪自動車に分類されます。
目次
サイドカーの種類
サイドカーとはこのような車体です。
【サイドカー】
二輪の自動車であって、その側方に1個(複輪を含みます。)または2個(二輪自動車の片側の側方に備えたものに限ります。)の車輪を備えた自動車。
ウラル CT
【商業用3輪】
三輪の自動車であって、またがり式の座席、ハンドルバー方式のかじ取装置を備え、かつ、運転者席の側方が開放された自動車
ホンダ ジャイロキャノピー
ツーリングで長距離を走っていると、このようなバイクが羨ましくなる時が有ります。
最高の安定性と、バイクとしては突出した積載性を備えてますからね。
因みに上に挙げたウラルのバイクは、日本でも販売されています。サイドカーには独特の世界観が有って、根強い人気を保っています。
転ばない、荷物がたくさん積める。この2つが加わるだけで、バイクの世界はいっぺんに広くなります。
この画像を見ると良く分かります。
もちろん、相方が居れば楽しみはさらに広がるでしょう。
こんなシーンもサイドカーならではだと思います。
出典 : Lawrence
サイドカーの免許
サイドカーの免許は少し分かり難くなっています。
側車部分の車輪がエンジンに繋がっているかどうか(独自に動くかどうか)で免許区分が変わります。
その為に外観上では区別が付き難いのです。構造を知らないと、免許の判断が付きません。
側車部分のタイヤも駆動するなら自動車の免許が必要です。バイクの免許では乗れません。
側車が駆動するならバイクではなく車である、と判断されるのです。
車と判断されるとバイクのような排気量による免許の区分がなくなります。400ccを超えるサイドカーでも、普通自動車免許で運転が出来ます。
更に特長的なのは、自動車として扱われるので、125cc未満でも高速道路が走れることです(50cc未満は不可)。 決してお勧めはしませんが。
出典 : ウィキペディア
側車部分のタイヤが動かないなら、その車両はバイクとして扱われます。そのため、排気量に応じた二輪免許が必要です。
50cc未満のサイドカーの免許
50cc未満のサイドカーは構造に関係なく、全て50cc未満のバイクと同じ扱いになります。
定員1名、最高速度30km、右車線走行、二段階右折、の制限を受けます。
側車は付けられますが、そこに人を乗せる事は出来ません。載せられるのは物だけです。
ちなみに犬や猫は法律上では物の扱いとなるので、50cc未満のサイドカーでも乗せられます。
サイドカーの任意保険
サイドカーで任意保険に加入する場合には、通常はバイクの保険で加入することになります。
但し、ネットでの自動申し込みなどでは対応できない事が多く、大抵は電話でのやり取りが必要です。
加入手続きを行う際には、車検証等の記載事項を確認することを求められますので、必ず車検証等を手元に置いて電話を掛ける事をお勧めします。