ファイナンシャルプランナーが顧客の為にバイクの任意保険を見直す手順を公開します。
有償サービスの手順という事もあり、かなり細かな内容となりますが、この手順はバイク保険以外の生命保険や損害保険の検討にも使えますので、覚えていただいて損はありません。
見直しの手順ごとに7回に分けて記載しますので、気長にお付き合いください。
目次
全ての人に合ったバイク保険などない
今回公開する見直し手順の前提となるお客様の情報を記します。
この条件がそのまま、保険選びのポイントとなります。
ご存知かと思いますが、万人にとって良い保険は存在しません。
自分のニーズに合った保険を選ぶ
これが何よりも重要です。
保険見直しの条件
近々バイク保険と自動車保険の更新時期を一度に迎えるTさんから、ファイナンシャルプランナーの視点で保険を見直してほしいとの依頼をいただきました。
Tさんは間もなく50歳になる方で、奥様と大学生のお子様の3人家族です。
Tさんはこれまでなんとなく継続してきた自動車保険とバイク保険を、思い切って抜本的に見直すことにしたそうです。
この2つの保険には似た補償が多く、どちらか片方に付ければ良いものが有ることは分かっていたそうですが、手を付けていなかったとのこと。
大変勿体無いです。。。おそらく必要ない補償を付けて、無駄な保険料を払っているでしょう。
未婚の方や若い方とは少し状況が違いますが、保険検討の考え方は同じなので、条件が異なる方も是非参考にしてください。
バイク保険見直し手続き : 全体の流れ
保険を見直す手順は次の通りです。
- 任意保険と自賠責の違いを知る
- 任意保険の内容を知る
- 自分に必要な保障内容を考える
- 今契約している他の保険を確認する
- 見積を取り比較する
- 契約
1.と2.については、リンク先の記事を参照してください。
この記事は3.の「自分に必要な保障内容を考える」から始まっています。
また、今回はバイクと車の保険を一気に検討するので、4.の「今契約している他の保険を確認する」の部分が重要になってきます。
他の保険で既にカバーされている部分をバイク保険から外すことで、保険料を下げられるかもしれません。
自分に必要な保障内容を考える その1
先ずは車とバイクの使い方を整理します。整理にはこのようなシートを用いました。
このシートをエクセルで使用したい方は、下のボタンからダウンロードしてください。
記載項目が多いのですが、検討に必要な項目を全て含んでいるので、一度作ってしまえば毎年の保険見直しに使えます。
実際にご記入いただいたシートは、このようになりました。
Tさんには奥様もお子様も居ますが、免許を持っているのはご自身だけなので、記載内容がシンプルです。
お子様(大学生)が免許を取り、バイクか車を共用するようになれば、保険の補償年齢をお子様に合わせます。
「FPならこう見直す バイク保険と自動車保険 ②」へ続きます。