
解除と言うと普通は「制限がなくなる」のように少し良い意味でも使われます。
特にバイクの場合には「限定解除」として、「全てのバイクに乗れる」という最高の意味もあります。
ですが、保険では意味が異なります。
保険での解除とは、保険会社から一方的に保険を解約されることを言います。
普通の解約と異なるのは、契約者側に何らかの落ち度が有り、それを原因としていることです。
バイク保険の場合には次のような事柄が当てはまります。
- 契約時に嘘を付いている
違法改造車両であることを隠していた
事故歴があるのに言わなかった など
- 事故を偽装して、補償を受けようとした
つまり、常識人であれば先ず解除の対象になることは有りません。
因みに契約時に言わなければいけない事項は、「聞かれた事柄」に限定されます。
これを告知義務と言います。
聞かれていない事をわざわざ自分から言う必要はありません。
ネット手続きでは「上記規約に同意しますか」というボタンと共に、膨大な文章が提示されることが有ります。
この場合、ボタンをクリックすると規約に同意したことになるのと同時に、そこに書かれている「言わなければいけない事項」も了解したことになってしまうので、その点は十分に注意してください。