バイクの任意保険加入率については、様々な数値が報告されています。
少ないと3割、多いと4割といったところでしょうか。
ライダーの4割しか加入していない保険に、わざわざ加入する必要があるのか? という疑問も湧くでしょう。
ですがバイクに乗る前に、バイクが手に入る前に、必ず任意保険に加入しましょう。
あなたと周りの方の人生を守るために。
任意保険の加入率
損害保険料率算出機構が2015年に作成した資料を基に、加入率を算定してみました。
登録車両台数 | 対人賠償付保件数 | 加入率 | |
---|---|---|---|
自家用自動車 | 39,120,335 | 29,094,831 | 74.4% |
軽四輪自動車 | 21,477,247 | 15,952,324 | 74.3% |
二輪車 | 3,598,932 | 1,577,556 | 43.8% |
二輪は原付を除いた統計数値です。原付はファミリーバイク特約の対象として、直接保険が掛けられていない場合があることと、ファミリーバイク特約が1契約で複数のバイクをカバー出来るために、台数が確定しにくいことが原因と思います。
また、機構の統計資料には「バイク保険」という項目が無いために、二輪車に対して掛けられた「対人賠償保険」の契約数をバイク保険の加入数として代用しています。
その為、車とバイクの加入率の算出基準が少々異なるのですが、加入率に3割の差があるという事実は大きくは変わらないでしょう。
バイク任意保険の加入率の低さは驚愕に値する
自動車にしても4台に一台が未加入という数値も驚きですが、バイクに至っては5割を切るという結果となりました。
原付を加えたら加入率はさらに低いのではないかと思います。
自転車でも死亡事故を起こす
原付はスピードが出にくい事や、バイクは車に比べて車体が小さいことを理由に保険に入っていない方もいるかもしれません。
しかし、スマホを操作しながら自転車に乗っていた大学生がお年寄りにぶつかり、お年寄りが死亡するという事故も起こっています。
自転車ですら死因を作るということを、考えて欲しいと思います。
バイク保険の必要性を考えよう
「任意保険と自賠責保険の違い」に詳しく記しますが、自賠責保険は自分を守ってはくれません。自賠責保険はバイクに轢かれた相手を助けるための保険です。
任意保険は自賠責保険が助けてくれない自分を、自分の将来を、そして自分の周りの人を守るための保険なのです。
未加入の方はその点をどうぞ理解頂き、加入の検討をしてください。
私もそうでしたが、保険を検討することで事故やバイクのリスクについての理解が進み、自分でも気付かないうちに事故を回避する乗り方をするようになります。
永くバイクに乗るために
バイクは機動性に富んだ便利な交通手段であることに加え、素晴らしい経験を与えてくれる乗り物です。
但し一歩間違えば凶器にもなります。
保険の検討を通じて永く付き合える方法を見つけて欲しいと思います。
そして一緒にバイクライフを楽しみましょう。