バイクの保険料は排気量で変わる?
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バイクの保険料は排気量によって変わるのでしょうか?

答えはYesなのですが、どれくらい変わるかは、保険の選び方でかなり変わってしまいます。

特に任意保険は驚くほど差が出来てしまうので、要注意です。

 

目次

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バイクの自賠責保険料は排気量により少し違う

先ず自賠責保険料を見てみます。 自賠責保険の場合には、排気量の違いによる保険料の違いはわずかです。

車種(排気量) 12ヶ月の保険料
バイク(250cc超) 8,290円
バイク(125cc超~250cc以下) 8,650円
原動機付自転車・バイク(125cc以下) 7,500円

自賠責保険の12か月の保険料は50ccなら7,500円、250ccを超えると8,290円です。年額で790円の差です。月に直すと66円の差でしかありません。

 

任意保険の保険料は排気量で変わるが、それだけではない

自賠責保険料の排気量による差は極わずかですが、任意保険では驚くほど変わってきます。特に若い方ほど差が大きくなります。

20歳までの任意保険料

先ずは20歳までの任意保険料を見てみます。

モデルケースとして、年間走行距離5,000km 搭乗者傷害 300万で保険を掛けた場合です。

保険会社 排気量 年間保険料
チューリッヒ 125cc未満 47,490
チューリッヒ 125cc以上 112,610
三井ダイレクト 125cc未満 49,320
三井ダイレクト 125cc以上 87,080

 

チューリッヒ、三井ダイレクト共に、125ccを超えるか超えないかで大きな開きが出ました。

チューリッヒでは125ccを超えると65,120円も保険料が上がります、率にして実に237%です。

三井ダイレクトではチューリッヒほど差は出ませんが、それでも125ccを超えると37,760円、率にして177%上昇しています。

 

排気量による保険料の差は21歳を超えると一気に下がる

20歳までは非常に高い保険料ですが、これが21歳になると一変します。

保険会社 排気量 年間保険料
チューリッヒ 125cc未満 29,850
チューリッヒ 125cc以上 42,510
三井ダイレクト 125cc未満 25,480
三井ダイレクト 125cc以上 41,940

先ずは保険料が大幅に減ります。

20歳までで一番高額であったチューリッヒの125cc以上の保険料は、112,610円から42,510円へと70,100円減りました。率にして62%も減るのです。半額以下です。

更に125ccを境とした金額差も少なくなります。チューリッヒでは65,120円差が12,660円差に、率にして142%に減ります。三井ダイレクトでも金額で16,460円差、率にして165%となるのです。

 

35歳以上になると排気量によるバイク保険料の差は殆ど無い

21歳になると急に安くなる保険料は、35歳になるとさらに減ります。

また排気量によるバイク保険料の差が殆ど無くなります。

 

保険会社 排気量 年間保険料
チューリッヒ 125cc未満 19,260
チューリッヒ 125cc以上 21,680
三井ダイレクト 125cc未満 25,480
三井ダイレクト 125cc以上 28,110

チューリッヒの125cc以上で見てみると、ライダーの年齢が20歳→21歳→35歳と上がるに従い、年間保険料は112,610円→42,510円→21,680円と減っていきます。

また、125ccを境とした保険料の差もどんどん減り、35歳を過ぎれば年額で3,000円ほどしか変わらなくなります

 

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バイク保険料の排気量による差は若い人ほど大きい

このようにバイクの任意保険料の排気量による差は若い人ほど大きくなります。特に21歳になるまでは目を疑うような差となっています。

言うまでもありませんが、この差は事故率の差です。21歳に満たない方が125cc以上のバイクに乗ると、事故を起こす確率が大変高いということなのです。

保険は全て事実に裏付けられた数字で運営されています。未成年者を締め付けたり、バイクを禁止する目的で決められている物ではありません。全て事実に基づいています。

そして21歳を過ぎると保険料が下がるのも、事実に基づいています。21歳を過ぎると事故を起こす確率が減っているのです。

 

未成年者の高いバイク保険料を下げるにはどうしたらいい?

未成年者のバイク保険料を下げるにはどうしたら良いのでしょう?

解決方法は大変シンプルなのですが、実現には時間がかかりそうです。

未成年者のバイク事故発生率が減れば、保険料は下がります。

事故を減らす。これ以上に有効な手段はありません。

決して自分1人だけ頑張ってもしょうがないなんて思わないでください。一人が事故を起こせば、保険料は確実に上がります。1人1人の行為が自分に返ってきているのです。

これは未成年に限ったことではありません。どの年代でも同じ、共通した法則なのです。

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