インターネット・バイク保険のデメリット
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インターネットで販売されているダイレクト系損保のバイク保険は、大変手軽に契約できて価格も安いですが、落とし穴が有ります。

これを知っておかないと、事故にあった際に大変なことになります。

落とし穴に落ちないように、ポイントを抑えて上手に保険を選ぶようにしましょう。

 

目次

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ダイレクト損保バイク保険が安い理由

インターネット経由の保険が安い理由としては
代理店を経由しないから
リスクを細分化しているから
の2つがよく挙げられます。

決して間違いではないのですが、保険業界の競争は大変激しく、今ではこの2点だけでは価格競争に勝てなくなりました。

そんな中で、ネット経由保険が手を付けているのが「補償の画一化」です。

本来保険は多くの加入者のニーズに対応するために、多くのプランが有り、そのうちで必要なものを選択して組み立てていくものです。

その中には保険会社にとって利益幅の大きなものと、そうでないものが有ります。

インターネット保険は利益率の低いものを削る傾向が有ります。特に保険の本体ではなく特約部分にこの傾向が顕著です。

バイク保険に付けられることが多い、「車両保険」「ファミリーバイク特約」「携行品特約」について、各保険会社の提供状況を調べてみました。

【ネット系保険と代理店系保険の特約提供状況(部分)】

この3つの特約は、自動車保険では必ず提供されますが、バイク保険では提供されない事が珍しくありません。

特にネット系では提供される方が珍しくなっています。

ネット系は利益面からも業務の画一化からも、保障内容を絞り込んでいるのです。

 

ネット系は利益が見込める補償しか選ばせないようになっている?

特約ではなく保険本体部分でも選別を行っているのがネット保険です。

特に事故率の高い若年層向けの補償に大きな違いがみられます。

例えばネット系大手のチューリッヒは26歳以上にならないと、人身傷害保険を選択出来ません。

人身傷害保険は補償金額が多額になり易いため、事故の発生率が高い若年層には、最初から選ばせないようになっているのです。

念のため申し添えますが、私は決してチューリッヒの設定を悪いとは思っていません。

同社は保険料の引き下げを行うためにこの設定を行い、その分26歳以上にはさらに安い保険料を提示することを選んだということです。

私たち加入者は、このような保険会社毎の特徴を知り、自分に適した会社を選べばよいのです。

 

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保険会社に負けるな!

このようにネット系保険会社の台頭で、私たちは多くの選択肢を得ました。ついには「代理店という専門家を起用するかどうか」という選択まで出来るようになったのです。

ネット系保険を選ぶということは「保険代理店という専門家を介在させずに自力で保険を選ぶ」決断をすることでもあります。

その分、安い保険料が得られるのですが、だからと言って補償内容も分からずに契約するのは、ちょっと冒険心が過ぎるように感じます。

やはりネット保険を選ぶのであればある程度の保険知識は必要でしょう。

もちろん各社が提示する「平均的プラン」を契約して一先ずの補償を整えても結構です。

必要な補償とのズレは生じますが、加入しないよりは遥かに良い選択です。

しかし保険は他でもない自分を守る手段ですので、ある程度の時間を取って、内容を理解するように努めた方が良いと思います。

もしそのような時間を取るのが難しければ、専門家である代理店の起用を考えた方が良いでしょう。

 

良いバイク保険を選ぶために

これだけ多くの選択肢が得られたのですから、価格、補償内容、ロードサービスなど様々な側面から各社の保険を見比べて、その中から自分に合った保険を選び、最大限のメリットを得ましょう。

一括見積制度はその手間を大幅に削減するだけでなく、各社が自分専用のマイページを作ってくれるため、その後も様々なシミュレーションが出来るようになります。

かつては経験ある保険代理店の専門家しかできなかったことが、自分の空いた時間に自由に出来るようになったのです。

代理店経由での保険を選択するにしても、代理店では紹介できないネット専業保険の内容を知っておくことで、代理店の説明がより分かり易くなるはずです。

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