車両所有者とは、正確に言うと「車両の所有権を有している人」のことです。
例えば、普段使用しているのが子供でも、バイクを買ったのが親なのであれば、車両所有者は親となります。
車検証や、保険契約にも「車両所有者」という文言が良く出てきます。
保険の場合には「車両の名義人」と記されているかもしれませんが、これも所有者と同じ意味です。
所有者はたとえバイクに乗っていなくても、バイクを管理する義務を負います。
管理義務とは、
- 安全に走行できる状態を保つ(車検に通すのもその一部)
- 使用者の管理(子供に危険な走行をさせないとか)
- 納税の義務(重量税を払うとか)
等が有ります。
ですから、暴走行為をするようなライダーにバイクを貸与しない、というのも所有者の義務と考えられます。
貸したバイクで事故が起こった場合、所有者も何らかの責任を負う可能性があるので、くれぐれも注意してください。
尚、ローンで買ったバイクは少し表記が異なります。
ローンの支払いが終わるまでは、バイクの販売会社が所有者に、バイクを買った方は「使用者」として車検証などに記載されていると思います。
このような場合は、所有者ではなく使用者に管理責任が生じますので、注意しましょう。