以前、バイクの右直事故の防止対策という記事を掲載しました。
その記事は今でも毎日のように、新しい方に閲覧いただいています。
それだけ右直事故を心配している方が多いのでしょう。
私が好きなモーターサイクルジャーナリストであるケニー佐川氏が、右直事故の防止対策として、記事を掲載されましたのでご紹介致します。
記事をお読みいただく前に、ケニー佐川氏についてお伝えします。
ケニー佐川氏はバイクについて多くの記事を書かれ、メディアに登場する方です。
また、新しく開発されたバイクの試乗会に招待され、わざわざスペインまで試乗に行ったりされます。
あなたにお分かり頂きたいのは、佐川氏はライディングのプロであるということ。バイクを操るのがとても上手なのです。
その「ライディングのプロ」が日々どのようにバイクに乗っているのか?
その視点で読んで頂ければと思います。
では右直事故の被害者にならないためにはどうしたらいいのか。
まずバイクの操作では、交差点に進入するときはアクセルオフにして減速しつつ、いつでも止まれるようにブレーキレバーに指をかけ、ブレーキペダルに足をセットしておく。
その上で右折車の動きやドライバーの表情や目線から意図を見抜く。
自分はドライバーの目を見るようにしている。
ジリジリと曲がり始めていたり、こちらを見ていなかったり、曲がる先だけを見ていたり、助手席の人と話をしているなど、対向車の様子に関心が薄いような場合はさらに減速しつつ、場合によってはヘッドライトをパッシングさせたり、ホーンを鳴らして注意喚起もする。
本当に危なそうな気配を感じたら、止まるぐらいまで減速してしまうことさえある。
よくアクセル全開で通勤ラッシュの交差点を通過していくスクーターなどを見かけるが、自分には恐ろしくてとてもできない。
出典 : ケニー佐川氏 頻発する「右直事故」ギセイにならないためには!?
如何でしょう。
自分も交差点では相当に注意を払いますが、佐川氏のようなベテランでも、同じように乗っているのです。私の乗り方は、決してやり過ぎではないと感じました。
右直事故では、バイク側が重傷を負うことが圧倒的に多いのです。
であればバイク側が右直事故を防がなければいけません。「加害者が悪い」では済まないのです。
あなたはどうでしょうか。
「アクセル全開で通勤ラッシュの交差点を通過」するようなライダーになっていませんか?
自分の命、自分で守りましょう。
最後にもう一度。
プロのライダーが、ここまで注意を払っているのです。
私たちが行わなくていい理由なんてありません。