最初のバイクの選び方 ③
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最初のバイクの選び方 で次のことが見えてきていると思います。

  • 自分の理想のバイク
  • 大規模バイク店やネットでの検討から「この辺かな~?」という現実感
  • 自宅に近くて信頼できそうなバイク店

これらが見えてくればゴールは間近です。

目次

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バイクをどこで買うか

バイクをどの店から買うかは、とても大事です。
次の点を参考に、客観的に考えてください。

バイクの整備には特別な器具が必要

最近のバイクはコンピュータ制御されているため、整備に特別な機械が必要になることがあります。

その為、幾ら整備士の腕がよくても、機械が無いと十分な整備が出来ません。

ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの国内4大メーカーの機械であれば、殆どのバイク店が持っていますが、BMW、ハーレー、ドカティなどの外国メーカーの場合、機械がないために整備ができないバイク店もあります。

 

正規ディーラーを優先する

正規ディーラーとはバイクメーカーが認可したバイク店です。

正規ディーラーになると、バイクメーカーに直接部品を発注出来たり、バイクメーカーから技術指導を受けられるなどの優遇措置が得られます。

つまり、正規ディーラーではない場合には、部品を入手するにも他のバイク店から買ったり、古い車両から転用したりしなければならなくなります。

そのような店では整備の水準が下がりますし、部品精度も落ちます。整備に必要な時間も長くなるでしょう。

国産車は多くの部品が流通しているので、深刻な影響とならないのですが、外国車の購入を希望する場合には、かなりの障害になりますので、外国車を正規ディーラー以外から買うのは避けた方が無難です。

 

良いバイク店ならバイク探しも頼もう

良いバイク店が見つかったのに、そのバイク店に気に入ったバイクがない、という場合にはそのバイク店に正直に相談してみてください。

バイク店には業者専用の特別なネットワークが有り、他のバイク店が持っている車両を仕入れることが出来ます

バイク店が2社入ることで価格は上がりますが、バイクを仕入れる時には、その後の整備を引き受けることを考えて仕入れを行いますので、トラブルが起きそうなバイクを避けて探してくれます。

それに加えて、部品供給があまりされていないなど、持ち主にとって良くない状況が有れば事前に教えてくれます。

そのような「バイクを持った後の心配事」を教えてもらいながら、車両を探せるのです。

ネット経由の個人売買や遠隔地のバイク屋からの購入と決定的に違うのはこの点です

少々値が上がっても、近隣の優良バイク店から買った方が、その後のバイクライフは良いものになるでしょう。

 

理想と現実のギャップをどう埋める?

ここまで検討が進むと、「乗りたいバイク」と「買えるバイク」「乗れるバイク」に差が出てくることが有ります。

高くて買えない、とか 大きすぎて乗れない とかいった類の悩みです。

もしこのような悩みに当たったら、「乗れるバイク」「無理なく買えるバイク」を選んでください

もし私が「最初に乗るバイクは何が良い?」と聞かれたら、大型免許を取った方にでも250ccの軽いバイクを勧めます。

最初から足が付かない自転車に乗る人はいないと思います。

誰もが始めは足が付く、車体が軽い、転んでも大けがしないサイズの自転車に乗り、慣れてくるにしたがってより大きなスピードの出る自転車に乗ってきたはずです。

バイクも同じです。

先ずきちんと乗りこなせる技術と慣れを身に着け、バイクを無理なく操れるようになったら、より自分が乗りたいバイクに乗り換えれば良いのです。

これは安全面だけでなく、バイクを楽しむという観点でも同じです。

バイクは操れて初めて楽しみが実感できます。

余計な力を入れなくても操れるようになれば、数時間ノンストップで乗ることも苦ではなくなります。

そうすれば自分の行きたい所、見たい景色、そこに付くまで幾らでも走れるような開放感が得られるようになるのです。

そうなるには何度かバイクを倒しながら、感覚を身に着けていくしかありません。

その点からもいきなり理想のバイクに乗り、傷付けてしまうよりは、先ずは自分の体格に合う、楽に扱えるバイクでバイクに慣れ、その後に理想のバイクに乗る方が良いと思います。

もちろん最初から大きなバイクに乗ってもいずれ操れるようにはなりますが、時間もお金も余計にかかります。
私が初めて乗ったバイクは400ccなのに、車体は600ccと同じと言う、大型車でした。
このバイクを乗りこなすのに、どれだけ練習して、どれだけ倒したことか、、、本当に苦労しました。修理費も随分払いました。
身長が低い自分が初めて乗るには明らかに合わないバイクでした。好きなバイクでしたが、それを乗りこなすまでに大分傷つけてしまいました。可哀そうなことをしたと思います。

自分が選んだ「憧れのバイク」が大きすぎたり高すぎたりした場合、似たようなバイクでより軽いもの、より安いものを選びましょう

そのバイクをちゃんと乗りこなせるようになったら、本命にアタックすればよいのです。

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