自賠責保険の加入・更新手続きは保険代理店やバイク屋だけでなく、セブンイレブンやローソンなどのコンビニでも行えます。
但し、いつまでに加入/更新しなければならないかは、自分で管理しなければなりません。
自賠責が切れたバイクに乗ると罰金や免許停止となりますので、十分に注意しましょう。
目次
自賠責保険の加入で最も大切なのは時期の管理
自賠責の手続きは大変簡単です。
手続きの時期さえきちんと把握していれば、慌てることは無いでしょう。
また自賠責保険の補償内容や保険料は、どこで加入手続きを行っても同じです。
加入手続きは保険代理店やバイク店の他に、コンビニや一部の郵便局でも行えます。
会社帰りやちょっとコンビ二に寄ったついでの手続きが出来るのです。
しかも、保険証券や標章(ステッカー)がその場で受け取れるので、すぐにバイクに乗り始めることができます。
郊外にお住まいで、加入手続きが出来るコンビニや郵便局が近隣に無い場合には、インターネットや郵送での手続きも可能です。
ただし郵送の場合には、その場で証券とステッカーを受け取れません。保険証券とステッカーが届くまでに1週間程度かかるので、余裕持って手配しましょう。
尚、自賠責には「更新」という手続きは無く、保険期間が終了すると全て失効します。そのため毎回新しく入りなおす(新規加入する)こととなります。
自賠責保険の加入手続き手順
それでは加入手続きを見ていきましょう。
fa-exclamation-circle加入手続きの手順
- どこで申し込むかを決める
- 申込期日を確認する
- 必要書類をそろえる
- 申し込み手続きを行い保険証書とシールを入手する
- 保険証書とシールをバイクに備える
1から順を追って詳しく説明します。
1.自賠責保険をどこで申し込むかを決める
先ずは申し込む場所を決めるのですが、バイクの排気量によって窓口が異なります。
~250cc未満のバイクの自賠責保険に加入できる場所
250cc未満のバイクの場合には、車検手続きが無いので自賠責保険のみ単独で手配します(車検があるバイクは車検と同時手配)。
車検手続きが必要無いので、次のように多くの場所での手続きが可能です。
- バイク販売店
- 損害保険会社の本支店や代理店
- インターネット
- 郵便局(手続き可能な局が限られます。 こちらで確認可能です)
- コンビニエンスストア
ファミリーマート、ローソン、セブンイレブン等で扱っています。
何れも店内にある情報端末を使って、自分で手続きを行います。
何処を選んでも、保険金額は変わりません。
250cc以上のバイクの自賠責保険に加入できる場所
250cc以上は車検が必要なので、車検と併せて手配することとなります。
そのため、自賠責保険の手続きは車検手続きを行う陸運局で検査当日に行います。
車検手続きをバイク店に依頼するのであれば、バイク店が加入手続きを行ってくれます。
ご自身で車検手続きを行う場合でも、車検場での一連の手続きの中に自賠責保険への加入が組み込まれていますので、加入漏れを起こすことはありません。
2.申し込み期日を確認する
次に申込期日を確認します。
自賠責保険は加入しただけではダメで、加入後に発行される「自賠責保険(共済)証明書」をバイクに備え付けたうえで、「保険(共済)標章」(ナンバーに張ってあるステッカー)をバイクのナンバープレートに貼り終えなければなりません。
手続きの際には、その日程を考えて手続き日を決めて下さい。
また、加入手続きは保険開始日の1か月前を切らないと行えませんので、その点も考慮が必要です。
インターネットで申し込むなら、7日間の余裕が必要
証明書とステッカーは保険代理店、コンビニ、郵便局での手続きすれば原則その場での発行となりますが、ネットや郵送の場合には書類が届くまでに7日ほど必要です。
そのため郵送での手続きの場合には、受付期間が保険開始の1か月前~7日前までと制限されています。
直前になると、希望日からの保険が手配できなくなるので注意が必要です。
3.自賠責保険加入に必要な書類をそろえる
次に必要書類を準備します。
加入手続きが排気量により異なるように、必要書類も排気量により変わります。
125cc未満のバイクで必要なもの
125cc未満のバイクで必要となる書類は次の通りです。
- 標識交付証明書
- 現在契約されている自賠責保険(共済)証明書*
- 保険料
125cc~250cc未満のバイクで必要なもの
125cc~250ccのバイクで必要となるものは次の通りです。
- 軽自動車届出済証
- 現在契約されている自賠責保険(共済)証明書*
- 保険料
250cc以上のバイクで必要なもの
車検を伴うバイクで必要となる書類は次の通りです。
- 自動車検査証(車検証)
- 現在契約されている自賠責保険(共済)証明書*
- 保険料
*現在契約されている自賠責保険(共済)証明書は、新しい自賠責を申し込む際に情報の確認に用いますので、必ずしも必要ではありませんが、用意された方が手続きがスムースに進みます。
手続き時に必要な情報が足りなくて、日を改めて出直しとならないように、出来るだけ用意した方が良いでしょう。
事前確認事項
手続きに必要となる情報のうち、事前に確認しておいた方が良いものは以下の通りです。
自賠責保険の再加入(いわゆる更新)なのであれば、現在の保険証券に書かれています。
- ナンバープレートの番号(自動車届出済証や標識交付証明書にも記載されています)
- 車台番号(自動車届出済証や標識交付証明書にも記載されています)
- 契約者の郵便番号と住所
- 契約者の氏名
- 保険開始希望日時(更新の場合には原契約と切れ目が生じないようにすることをお勧めします)
4.自賠責保険の申し込み手続きをする
バイク販売店、損害保険会社の本支店や代理店へ手続きを委託する場合には、ご自身で行うことはありません。
その他の場合の手続き方法は次の通りです。
インターネットで手続きする場合
三井ダイレクト損保と損保ジャパン日本興亜が手続き可能ですが、いずれについても以下の手順となります。
- サイトにアクセス
- 補償内容を選択(ナンバープレート番号等の情報が必要)
- クレジットカードでの決済
- 「自賠責保険(共済)証明書」と「保険(共済)標章(ステッカー)」を郵送で受け取る
コンビニエンスストアで手続きする場合
何れのコンビニエンスストアでも、店内の情報端末にて自分で申し込み手続きを行います。
手続き内容は以下にて参照できますが、店頭で迷わないよう、予め必要情報を確認していくとよいでしょう。
セブンイレブンは事前にインターネットで必要情報を登録しておくことが出来ます。
端末操作に自信がない場合や店頭で短時間で手続きを終えたい場合には、セブンイレブンを選んでください。
郵便局で手続きする場合
加入手続きが行える局が限られますので事前に確認してください。
また、郵便窓口の営業時間と保険窓口の営業時間が異なります。保険窓口の方が時間が短いので注意してください。
手続きが出来る局と営業時間はこちらで確認可能です。
5.自賠責保険証書とシールをバイクに備える
自賠責保険は加入しているだけではなく、バイクに乗る際には必ず加入証明書を携行しなければなりません。
保険に加入していても携行していなければ、30万円以下の罰金対象となりますので、バイクのシートの下などの無くさない場所に保管してしまいましょう。
またシールについても、250CC以下のバイクについてはナンバープレートの左上部に、原動機付自転車はナンバープレートの見やすい位置に貼り付けなければなりません。
ご当地ナンバーなどが増えたことで、ナンバーにステッカーを貼るスペースがない場合がありますが、無理やり張ってナンバーの一部が見えなくなると違反となりますから、注意してください。
非常にどっちつかずの状態で、縦割りなお役所の体制を実感しますが、法律なので致し方ありません。
そのような場合、ステッカーをキレイに張るためのグッズが有りますので、ご紹介します。
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何色かありますので自分の愛車のドレスアップにもなりそうですね。
加入証明書のバイクに備えて、ステッカーをナンバーに貼れば、自賠責保険の手続きは完了です。
お疲れさまでした。