2019年から全労済のバイク保険(マイカー共済)が大幅にパワーアップします。
当サイトの独自調査においても、マイカー共済の補償内容はかなり良い水準にあったのですが、バイクに限りロードサービスが使えないという、大きな欠点がありました。
しかし2019年から、バイクでもロードサービスが使えることになりました。
これに加えて無料レッカー距離が100kmになり、レッカーでの落輪引き上げも無料となります。
このサービス水準は他の保険会社と比べても上位に位置していますから、ライダーにとってマイカー共済の使い勝手は飛躍的に向上します。
目次
全労済は「保険」ではなく「共済」
全労済は共済の一種です。共済とは簡単に言えば互助会のような仕組みです。
保険会社との最大の違いは、利益を追求しないことです。
この「利益を追求しない」姿勢が、保険料を安く抑えており、バイク保険の価格競争力もかなり高くなっています。
この恩恵を受けるのは若い人・多走行者・125ccまでのバイク
マイカー共済を選ぶメリットが大きいのは、若い人・多走行者・125ccまでのバイクです。
詳しくは年齢別の相場を参照頂きたいのですが、これまでは補償内容と価格面ではマイカー共済が最も魅力的であっても、ロードサービスが付かないために選ぶことが出来ないケースが多くありました。
しかしバイクへのロードサービス適用が開始されることになれば、これまでマイカー共済を諦めていた方も、迷いなく選べるようになります。
バイク保険の相場 20歳以下の場合
バイク保険の相場 21歳~25歳
バイク保険の相場 26歳~29歳
バイク保険の相場 30歳以上
無料レッカー距離が100kmに!
今回のサービス改定により、レッカーの無料けん引距離が100kmまで延長されました。
実走距離100kmというのは、一般道なら3時間近い走行になりますので、相当広い範囲をカバーできることになります。
今回の改定により、マイカー共済のレッカー距離は業界最高水準となりました。
参考までに、他の保険会社のレッカー距離はこのようになっています。
三井ダイレクト | チューリッヒ | アクサダイレクト |
50km | 100km | 50km |
尚、3社とも指定工場までなら無制限となります。
バイク保険 主要8社のロードサービス比較
レッカーでの脱輪引き上げが無料に!
バイクで田舎道を走っていると、時々落輪したバイクに遭遇します。
多くの場合には、通りかかったライダー数人が手を貸して、バイクを引き上げるのですが、そのような協力が得られない場合には、ロードサービスを呼ぶことになります。
殆どの保険会社は、片輪のみ道路から落ちているなら無償対応、両輪が落ちたら有償対応となっています。これは両輪が落ちると人力での引き上げが難しく、クレーンを使うからです。
ですが今回、マイカー共済ではクレーンを用いた引き上げも無料となりました。これも業界最高水準です。
2つのタイヤのうちの片方が道路に残っている場合を脱輪、何れも道路に残っていない状態を落輪といいます。
さらに両輪が道路の表面より1m以上落ちると転落とされ、落輪と区別されます。
2019年からバイクにもロードサービスを適用
マイカー共済のロードサービスがバイク迄拡張されるのは、2019年1月1日からです。
2019年1月1日以降に発生した事故から、ロードサービスが使えるようになります。
現在マイカー共済の契約を結んでいる方でも、キチンと補償されます、特に手続きはいりません。
ロードサービスの案内書を頂きました!
今回の変更について、全労済より案内書を頂きましたので、掲載します。
こちらの資料にあるように、全ての契約において、ロードサービスが適用となります。