カウント事故とは保険等級に影響を与える事故のことです。
保険において、契約者の信用度は等級により表されますが、等級は事故の有無は関係が有りません。事故を起こしても、保険請求を行わなければ等級への影響は有りません。
事故により保険を使用し尚且つ、等級に影響を与える事故であれば、カウント事故となります。
（保険請求の中には等級に影響を与えない事故（ノーカウント事故）もあります。）
カウント事故により保険金を請求した場合、通常は翌年からの等級が3つ下がります。
等級が下がった後に、再度未請求を継続すれば、等級は再度上がりますが、毎年１つずつしか上がりませんので、現在と同じ等級に戻るまでに3年かかることになります。
保険料は等級により割引率が違うので、3年間は今よりも保険料が高くなる可能性が高いのです。
人身事故などで、お金だけの問題ではなく、示談交渉が必要な場合には保険適用は必須ですが、そうでない場合には保険会社から支払われる保険金と、翌年からの保険料の上昇額を比較してから、保険適用を検討したほうが良いでしょう。
