バイクの任意保険料はどのように決まる?
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任意保険料は自賠責に比べて安い場合と高い場合の開きがかなりあります。

自賠責保険の保険料は排気量と契約期間のみで決定されますが、任意保険の保険料はどのように決まるのでしょうか。

身もふたもない言い方ですが、任意保険の保険料は「保険会社がどれくらい儲かる顧客か」で決まります

その顧客が事故を起こしたかどうかは直接関係がありません。

保険を使った(保険金を請求した)履歴があったり、保険金を請求する可能性が高いと判断されると保険料が上がるのです。

 

目次

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保険料を決定する4大要素

保険料は様々な統計、計算根拠で決められていますが、特に影響を持つのは以下の4点です。

  1. 等級(ノンフリート等級)
  2. 加入者の年齢
  3. 補償の内容
  4. バイクの排気量

 

等級(ノンフリート等級)

自動車の保険でも目にする「ノンフリート等級」。

分かり難い言葉ですが、「等級とは保険会社に保険金を請求しそうな人かどうかを見る数字」と理解してください。

そのため保険金を請求すればペナルティとして等級が下がり、請求しなければご褒美として等級が上がります。

等級が上がれば保険会社にとって良いお客様となるので、保険料金の割引率も上がるのです。

 

等級が上がる要素

契約から1年間保険金の請求をしないと翌年から等級が1つ上がります。

 

等級が下がる要素

保険請求をすれば翌年から等級が下がります。

ただし上がる場合に比べて下がるときは、一気に3つ下がるケースがあることに注意してください。

  • 等級が1つ下がるケース

1等級ダウンの事故とは、基本的に本人の責任を問えない事象で保険支払いが行われた場合です。。

盗難、火災、自然災害等が該当しますが、バイクの場合盗難等は補償対象にならない場合がほとんどですので、1等級ダウンの実例は極わずかです。

  • 等級が3つ下がるケース

事故により保険料を請求した場合、その殆どが3等級ダウンの事故となります。

 

参考記事 : ノンフリート等級とは?

 

加入者の年齢

加入者の年齢によっても料金が変わります。

年齢によってどの程度料金が変わるかは、会社によって異なりますが、基本的には損害保険料率算出機構が出している指針を元に決められていますので、どの会社であってもこの数値に近いと考えて良いでしょう。

21歳以上しか補償対象としないことで、割引率が25%も変わります。

これが若い方の保険料が高い理由です。

 

21歳まではファミリーバイク特約も考えよう

保険料が高い期間に当たってしまう若い方は、経済的に苦しい金額になることもあるでしょう。

その場合には年齢により金額が変わらないファミリーバイク特約を用いて、21歳になってから損害保険会社の保険に加入することを検討しても良いでしょう。

ただし自賠責だけしか掛けないということは避けてください。

自賠責保険は自分のケガは一切カバーしませんし、金銭的責任もカバーしません

 

参考記事 : ファミリーバイク特約とは
参考記事 : 任意保険と自賠責保険の違い
参考記事 : 事故を起こすといくらかかる?

 

補償の内容

補償の内容によっても価格は大きく変わります。

最も大きく変わるのは人身傷害補償を選択した場合です。

 

人身傷害は事故によってかかった治療費や、働けなかった期間の給料まで考慮した保険金が支払われる手厚い補償です。

そのため保険料も高くなるのです。

 

人身傷害を付けない場合には、搭乗者傷害を選ぶことになります。

搭乗者傷害はケガをした場所(腕・足など)とケガの程度によって予め決められた額が、かかった治療費とは関係なく払われます。

そのため、多くの場合治療費の自己負担が発生してしまいます。

また、働けなかった分の給料は考えてくれません。

その為に保険料があまり高くならないのです。

 

年齢や等級は自由に変えることが出来ませんが、補償内容は自分で選べます。

ともすると価格優先になりがちですが、人身傷害補償を選ぶかどうかは保険選択の根幹の部分ですので、よく検討することをお勧めします。

 

参考記事 : 人身傷害補償特約と搭乗者傷害保険の違い

 

バイクの排気量

排気量によっても金額は変わります。また、車種による変動もありますので、見積りを取る際には出来るだけ実際に乗るバイクを条件として見積りを取りましょう。

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