携行品特約は外出時に持ち物が壊れた時に、その修理費用を補償してくれる特約です。
携行品特約はバイク保険以外にも火災保険、自動車保険など様々な保険についているので、保障の重複が起こりやすいのですが、保障の範囲が会社によりまちまちなので、それぞれの保険がどこまでカバーするのかを確認する必要が有ります。
目次
携行品特約の保障範囲の例
同じ携行品特約でも、保険会社や商品によって保障範囲が異なります。
大きく分けて次の3種類が有ります。
- 自宅以外の場所で破損故障した物は、国内外問わず全部保障する
- 自宅以外の場所でありかつ、日本国内で壊れた場合は補償する
- 「事故の時に積んでいたもの」など、元の保険の事故に伴って壊れた場合には補償する
その為、検討の際には名称だけで判断せず、補償内容をよく読む必要が有ります。
補償されないもの
保障の範囲は様々なのですが、どの保険でも以下の物は補償対象外です。
- 自宅や自宅の敷地内で起きた事故による破損
- 経年劣化等による故障
- 自然災害に起因した破損
- 紛失や置忘れ
- 現金、株券や保険証券などの有価証券
- 宝石や美術品、骨董品
- 記録媒体に記録されているプログラム、データ
確認すべきポイント
多くの保険に付けられる補償なのですが、保険により補償の範囲が違うため、自分に合った保険会社を見つけるのが少々手間となる特約です。
選定の際には以下の点を確認すれば、適切なものが見つけやすくなります。
- 補償範囲
バイクでの移動時の破損のみ補償する保険と、日常生活のすべてを補償する保険が有ります。
- 壊れて困るものが対象に含まれているか
PCや携帯電話は、補償範囲に入る会社と入らない会社があります。
オンデマンド保険との比較も有効
新しい流れとして、オンデマンド保険というものが出てきています。
知人の車を1日だけ借りるときなどに使える「ちょいのり保険」などが知名度を上げてきていますが、物の補償を1日単位で付けられる保険が出てきました。
WarranteeNow(2019年9月現在、受付停止中)
まだまだ始まったばかりですが、今後このような保険は増えていくでしょう。
「年に数回しか高級品は携行しないので、携行品特約はつけるほどでもないが、ちょっと心配」
というような場合、オンデマンド保険は検討に値します。