受再保険者(うけさいほけんしゃ)とは、再保険を引き受ける保険者のことです。
単に再保険者とも呼ばれるのですが、どちらの呼び方だとしても、この言葉を理解頂くには再保険を分かって頂かないといけません。
再保険とは、保険会社が引き受けた契約の一部、または全部を他の保険会社に肩代わりしてもらうことを言います。
例えば、あなたが契約したバイク保険に車両保険が含まれているとします。
保険は大数の法則に基づいて運営されているので、ある程度の契約数が得られないと保険が成り立ちません。
もしあなたが契約した保険会社が、十分な車両保険の契約を得られなかった場合には、保険として成り立たない(利益が取れない)状態になります。
この時、あなたの契約した保険会社は、その他の「車両保険を沢山持っている」保険会社に車両保険の引き受けを委託します。これが再保険という仕組みです。
つまり再保険会社は「保険会社の為の保険会社」というような存在なのです。
このような再保険手続きが行われた際に、保険を受けた側の会社が「受再保険者」となります。