FPならこう見直す バイク保険と自動車保険 ⑦ 最終回
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【バイク保険・見直し実況解説】も7回目、ついに最終回です。

前回の検討までに決まった内容をもとに、Tさんに自動車保険 見積もりバイク保険見積もりを取って頂きました。

ここで思わぬ結果が出てしまいました。

どうやらバイクの年間走行距離が長すぎたようです。

 

これまでにTさんが決めたこと。

相手への補償

対人賠償 無制限
対物賠償 無制限

自分への補償

死亡保障2,400万円

車両保険

必要性を再検討

ロードサービス

レッカー距離は50kmでカバー可能
バイクよりも車への対応、特に故障リスクを重視
JAFやクレジットカード提携のロードサービスも並行検討する

 

 

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バイク保険見積もりが想定外の結果に!

一括見積の結果、見積もりが提示されたのはチューリッヒのみでした。

これは想定外です。

その理由を調べる術はないのですが、年齢が50歳、等級が10等級という状態から考えると、Tさんは保険会社にとって問題となるお客様ではないはずです。

そうすると考えられるのは走行距離。

 

やはり年間1万キロは多いです。以前調査した通り、走行距離は保険料にダイレクトに効きます。1万キロ以上は見積もり対象外という判断をされてしまったのかもしれません。

 

走行距離が長くても、保険料が変わらないバイク保険

見積もり1社では比較すら出来ませんので、個別見積もりを数社に依頼することとしました。

現状の問題点は「走行距離」であると仮定し、走行距離が保険料に影響しない三井ダイレクト全労済のマイカー共済の見積もりを別途手配しました。

 

チューリッヒ、三井ダイレクト、全労済の比較

予想通り、三井ダイレクトと全労済は何れも見積もりを提示してくれました。
その結果は以下のようになりました。

 

3社に提示したバイク保険見積り条件

 

対人賠償、対物賠償 無制限
搭乗中のみ特約 付保しない
(付保してもしなくても金額に大きな差はありませんでした)
対物超過特約 50万円
搭乗者傷害 付保しない
(チューリッヒは付保が必須のため、最低額の200万としました)
人身傷害 3,000万円
無保険車特約 2億円
車両保険 なし
弁護士費用特約 なし
(自宅の火災保険に追加します)
走行距離 10,000km/年
運転者条件 自分のみ

 

3社のバイク保険見積り結果

上記条件での見積もり結果は次の通りです。

  1. 全 労 済   26,820円/年
  2. 三井ダイレクト 34,660円/年
  3. チューリッヒ  52,450円/年

全労済と三井ダイレクト共に、相見積もりで最も安かったチューリッヒを上回る安値を提示してくれました。

 

ロードサービスを再検討

見積内容は圧倒的に全労済が優位となりましたが全労済のロードサービスはどうでしょうか。

これは残念ながらバイクは対象外です。ロードサービス無しです。

2018年11月4日追記 : 2019年より全労済のバイク保険でもロードサービスが使えるようになります。
詳しくはこちらをどうぞ
バイクもOK! 全労済のロードサービスがパワーアップ

 

この結果を踏まえ、Tさんと共にロードサービスの再検討を実施した結果現在持っているクレジットカードに付帯するロードサービスを使うこととしました

全労済と三井ダイレクトの価格差、8,000円を追加してまで、ロードサービスの充実を図る必要はないとの結論です。

 

保険見直しで42%、19,140円の削減

今回の検討の結果、Tさんは全労済のマイカー共済を契約することに決めました。これまでのバイク保険料は年間45,960円だったそうなので、実に年間19,140円、率にして42%の削減です。

 

最後にTさん成功要因を纏めてみます。

  • レッカーサービスを50kmまでと区切ったこと

ご自身のバイクとの付き合い方、走行距離や行動範囲を客観的に見直したことで、必要となるロードサービスの範囲を決められたことが、最後に効果をもたらしました。

ロードサービスにポイントを置いていたら、全労済は検討出来なかったでしょう。

昨年まではクレジットカード付帯のロードサービスは不十分だと感じていたそうですが、自分のニーズと照らし合わせた結果、十分であると納得できたそうです。

尚、これから引き続いて自動車保険の検討を行うので、JAFへの加入引き続き検討します。

 

  • 一括見積を用いたこと

一括見積を取ることで、保険を選ぶ際の隠れた問題点が見えました

Tさんの問題点は長すぎる年間走行距離でした。

この問題点が見えたことで、走行距離を問題視しない保険会社にターゲットを絞ることが出きました。

一括見積の結果が無ければ全労済には出会わなかったでしょうし、そのメリットも見えなかったでしょう。

 

  • その他の保険と同時に検討したこと

今回、Tさんには大分細かな説明を行いましたし、詳細なデータの洗い出しも行って頂きました。

おそらくバイク保険の見直しだけであれば、途中でうんざりしてしまったのではないでしょうか。

第5回で記した通り、バイク保険とその他の保険を一緒に検討することで、予想外のメリットを見出せる場合があります

Tさんも、自動車保険でカバーすべき額や、医療保険で若干の不足があることが分かりました。

このような相乗効果が出ると本人の真剣度合いも変わってきます。

そしてバイク保険にも期待以上のメリットを生むことが出来ました。

 

今回の検討データは、これから引き続いて行う自動車保険や医療保険の見直しにも、きっと良い効果をもたらしてくれるでしょう。

 

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最後に

これまで7回にわたってバイク保険見直しの手順を書いてきましたが、如何でしたでしょうか。

ライダーではなく、ファイナンシャルプランナーの視点から記述しましたので、かなりのボリュームになってしまいました。

 

もちろんこの手順全部をなぞって頂く必要はありません。

各保険会社が提示する「モデルプラン」で加入頂いても大丈夫です。

モデルプランは必要な内容を一通りカバーできているためです。

 

但しモデルプランから補償内容を削る際には細心の注意をもって行って頂きたいと思います。

任意保険は他の誰でもない自分を、自分の将来を、そして自分の周りの人を守るための手段であることを忘れないでください。

あなたもTさんのように良い結果が得られることを願っています。

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