コンビニでバイクの任意保険は契約できるのでしょうか?
店頭には「バイク保険」とポスターが張られた店も多くあります。
何でも出来るようになってきているコンビニですが、バイク保険・自動車保険には限界がありそうです。
目次
コンビニで契約可能な保険
現在コンビニ店頭で契約が可能な保険は以下のようなものがあります。
- バイクの自賠責保険
- 自転車用の賠償責任・医療保険
- ゴルファー保険
- 自動車保険(ワンデー保険・ちょいのり保険)
どの保険も「ついうっかり」加入を忘れそうな保険ばかりです。
まさにコンビニの利便性を最大限に生かしたラインアップですが、バイクの任意保険はありません。
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コンビニでも郵便局でもOK! 自賠責保険の加入・更新手続き
自賠責保険と任意保険の違いについてはこちら
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バイクの任意保険と自賠責保険の違い
なぜ自賠責保険が出来て、任意保険ができないのか
なぜ自賠責保険は契約出来て、任意保険は契約できないのでしょうか。
法的な制限はさておき、それ以上に手続きの煩雑さが障壁となります。
コンビニでの加入手続きは端末を操作する必要が有ります。使ったことがある方はお解りと思いますが、コンビニ毎に操作方法が違うので、結構迷います。
そのような端末操作で、多くの確認事項と補償内容の選択が必要な自動車保険、バイク保険などを契約するのはあまり現実的ではありません。
もし保険契約の為に1人が端末を使いだしたら、30分程度占領してもおかしくないでしょう。
さらに特約事項についての質問が店員に行われたとしたら、1人の顧客が端末と店員の両方を占領するという事態になることも、容易に想像がつきます。
このような事態を引き起こす恐れがあるため、店頭端末で任意保険を契約するというのは現実的ではありません。
コンビニで申し込めるのはパターン化が可能な保険
同じ自動車保険、バイク保険でも自賠責保険、1Day(ワンデー)保険、ちょいのり保険などはなぜ店頭で加入できるのでしょうか。
自賠責保険も1Day(ワンデー)保険も加入者が決めなくてはいけない事項が少ないことに理由が有るのではないでしょうか。
自賠責の場合には、バイクの排気量と契約期間、ワンデーやちょいのりの場合には、補償内容を3~4パターンの中から選ぶだけです。
勿論、自動車や免許の情報は入力しなければなりませんが、これらの情報は手元に情報がありさえすれば入力可能です。
保険内容を決めるのと違って、店員を巻き込むリスクも少ないでしょう。
このような保険であれば、機械任せでも販売が出来るというわけです。
1Day(ワンデー)保険・ちょいのり保険は要注意
乗るときだけ保険に入れる「1 Day(ワンデー)保険」「ちょいのり保険」はとても使い勝手が良い魅力的な保険ですが、補償内容には注意が必要です。
次の車は補償されません。
自分や配偶者が持っている車
会社の車
レンタカー(カーシェアリングを含む)
一部の高額車両
バイク
この保険は車を「友人から借りた」とか「親戚から借りた」場合、或いは他人の車に乗っていて、一時的に運転を代わる場合などだけに使える保険です。
バイクは全面的にダメです。
「ワンデー保険」という名称のイメージだけで判断すると危険ですので注意してください。
コンビニに匹敵する簡単な保険契約方法は?
コンビニに匹敵するような簡単な加入方法について考えてみました。
コンビニの強みは「いつでも対応してくれる」「近くにある」の2つだと思うのですが、そのメリットを保険に置き換えた場合、考えられる申込窓口は2つです。
- 保険代理店
- ネットを使ったダイレクト保険
各々の特徴を見てみます。
保険代理店ほど利便性の高い窓口は無い
保険代理店がコンビニに代わると聞いて、違和感を覚える方も居ると思いますが、代理店以上に利便性が高い窓口はありません。
なにせ聞かれた質問に答えるだけで、勝手に適切な保険会社と補償内容を選んでくれるのです。
自分が行わなければならないのは、ハンコを押すこととお金を払うことだけです。
しかも保険代理店の報酬は保険会社から払われます。自分が負担することはありません。
そう考えると、代理店経由の契約が如何に手間いらずかが分かります。
バイクの保険に限らず、最も手間のかからない保険契約方法は代理店での契約なのです。
ネットを使ったダイレクト保険は「直ぐに契約できる」
ネットを通じて契約できるダイレクト損保も利便性が高い窓口です。
しかし代理店のように「手間がかからない」のではなく、「直ぐに契約できる」利便性です。
代理店と異なり、保険会社と補償内容を選ぶのは自分自身だからです。
速さに関してはネットに勝る窓口はありません。早ければ30分以内に保険契約が完了するのです。
信じられますか? 事故を起こしたら保険会社は何億もの補償金を払う可能性が有るのです。それが30分で契約成立って・・・。本当に凄いですね。
もし直ぐに契約する必要があったり、良い保険代理店を知らない場合には、ダイレクト保険がコンビニに代わる窓口です。
その場合、補償内容を自分で設定しなければなりませんが、一先ず次の内容で見積もりを取ってみて下さい。
この保障内容であれば、万が一事故の加害者になっても、お金の面で地獄を見ることは有りません。
但し人身傷害保険はライダーの年齢や保険会社によっては選択できない場合があります。
或いは選択できても保険料金が高すぎてしまう場合には、次の内容で再検討してみて下さい。
このプランだと、自分のケガに対する補償が手薄になりますが、保険料はかなり下がるはずです。
手薄になった部分への対策はこちらに記しました。万全な対策では無いですが、参考にはなると思います。
ダイレクト保険の見積もりはこちらから請求できます。
まとめ
残念ながらコンビニで任意保険の契約は出来ません。
しかし「1 Day(ワンデー)保険」という超短期保険の登場により、何れ1年以下の短期契約を可能とする保険の登場も期待できるのではないでしょうか。
特に積雪地方にお住まいの方は、冬にはバイクに乗れないにもかかわらず、契約が1年で縛られるなどの不便さも感じていると思います。
このような方には、春~秋だけを保険期間とする保険が有ったら、相当魅力的に感じるでしょう。
また、保険が高額になる21歳以下の保険についても、土日と春休み、夏休みだけをカバーする保険や、逆に通勤通学経路だけを対象とするような保険が出来て保険料が下がれば、相当助かるのではないでしょうか。
そのような保険の誕生を祈りましょう。